サイキック

サイキック能力の 基礎知識

サイキック能力とは

 サイキックとは、「超( 霊)能力をもった」「超( 霊)能力者」という意味。
人はもともと霊的存在で、「霊」とは私たちの本質です。肉体と霊体は重なりあっています。その霊体にもともと備わる力が、肉体の感覚器官を通じて発現される力や知覚のことを、「超能力」「霊能力」といいます。
これが開発されることで、物質界を超えた異次元の情報を幅広く受発信できるようになります。いま現在、地球の次元上昇とともに、肉体の霊質化が進んでいるため、誰もがサイキック能力を発揮しやすくなっている時代だといえるでしょう。

●霊的エネルギーの充電
睡眠・ヨガ・高次エネルギーを浴びる・パワースポットに行くetc.
●チャクラの活性化

健全に開花させるためのポイント

1.能力獲得に執着しない

サイキック能力を早く開きたいと焦ったり、何が何でも、と必死にがんばったりすると、それが執着や自我となり、源とのつながりや霊的エネルギーの流入を阻害し、能力開花が妨げられてしまいます。
あくまでゆったり穏やかに構え、「開いても開かなくてどちらでもよい」「宇宙の意志にお任せします」という意識のもとに、力まずたゆまず淡々とし鍛錬すると、その人に必要なタイミングで開いてゆくでしょう。
また、たとえ開かなかったとしても、霊的成長を遂げるうえではまったく問題ありません。

2.他人と比較しない

霊的能力の在り方や発現の仕方には、魂の履歴や家系、今生でのテーマといった生まれる前からの情報も関係し、千差万別です。他人と比べたり競争意識を燃やしたり、野心や欲にとらわれたりするのは、まったく意味をなさないどころか、愛を知らない未熟な霊的存在にまやかしの力を与えられることも。
サイキック能力開発時には変性意識になり、そうした存在の標的にもなりやすく、また受けとる波動情報の量も増えるので、自分軸がぶれないようにしっかり定めることが大切です。

3.能力開発の目的を「愛」に設定する

サイキック能力の開発は、それ自体が目的ではなく、その拡大された意識や能力によって愛を体現・実践し、いかに社会や地球のために貢献していくかが問われます。私たちの本質( 霊)は光や愛。霊の能力が源へ回帰する方向で、適切に開いていけば、ワンネス意識や愛も拡大され、その質も高まっていくのが本来の道です。
能力を獲得することで、逆に分離意識が強くなったり、愛が小さくなったりしたら、源へと戻るのとは違う道へ逸れてしまっているのかもしれません。
能力開発する際は、その目的や意図・意識を「愛」に設定しましょう。

4.愛の存在にサポートを依頼する

サイキック能力が開くと、自分がすごい人、偉い人のように勘違いしたり、他人を見下げたり自慢したりなど、エゴが強まることがあります。また、能力開発の動機が、人から注目されたいという自己顕示欲や虚栄心、名誉欲であったり、他人に出し抜かれたくないという恐怖である場合も。そうすると、未熟な霊的存在を引き寄せることとなり、私たちの霊的成長を阻害するため、昔から宗教ではサイキックをご法度としてきたのです。
しかし、サイキック能力は刃物と同じで、扱う人の意識や使い方によっては、霊的成長を促すためにも使えるもの。補助輪を外して自転車をこぐ段に来ている私たちは、いまこそ、愛に基づいたサイキック能力の使い方を学ぶ時期に来ているといえるでしょう。
そのために、愛にあふれた高次元存在やガイドの導きをお願いしつつ、謙虚な気持ちで取り組むことが大切です。最初は、経験豊かな霊的指導者のもとで開発することが望ましいでしょう。

5.サイキック能力の奥にスピリチュアル能力がある

サイキック能力は、自分自身にもともと備わる力。その自分をとおして、ガイドやアセンデッドマスター、シリウスやアルクトゥルスといった銀河系ファミリーなど、高級霊界や高次元の存在が働きかけることで発現する力を「スピリチュアル能力」といいます。
サイキック能力を健全に開くことで、そうした存在との接触や交流も密に活発に繊細になり、より質の高いスピリチュアル能力を扱えるようになるでしょう。それはまさに、地球への貢献そのものです。

 

サイキック能力を底上げする方法

肉体を維持するのに食べ物が必要であるように、霊体を維持するには霊的エネルギーが必要です。それを行っているのが、毎日の睡眠です。私たちの本質である魂( 霊)は、寝ている間に体外離脱をし、魂が個々に分かれる前の源(大霊)へと戻って霊的エネルギーを充電して、再び肉体に戻っ
てきているのです。
ですが、睡眠だけの補充では、肉体生をまっとうするだけに使われてしまうので、サイキック開発には、意図的な霊的エネルギー充電が必要です。
その方法は、瞑想やヨガを行ったり、神事やエネルギーセッションで高次元エネルギー( 神気、霊気)を浴びたり、ヴォルテックスやパワースポット( 霊気が満ちた場所)に行く、などがあります。そうした方法で、自身の内や外から霊的エネルギーを充電すると、霊体の力が増すため、サイキック能力の全般的な底上げができるのです。
また、チャクラを活性化するのも、効果的です。霊体と肉体を結ぶ「弁」や「栓」のような働きをするチャクラの開き方が大きければ、エネルギーの流入や放出がよりダイナミックになるため、結果、サイキック能力が高まるというわけです。
そうした方法を土台に、今特集で紹介するような各能力別・目的別のトレーニング法を実践すれば、サイキック能力は誰もが開いてゆきます。

大切なのは「霊>肉」の状態

断食や断睡、滝行など、肉体の極限に挑戦するいわゆる「苦行」は、肉体の力を弱めることで、霊体の力の比重を大きくするための試みです。
世界の各宗教でも、肉体の力を制御していかに霊体を主にして生きるかを説いてきました。ただ、無理に抑えこむと反動で逆ぶれし、かえって肉
体の欲求が強くなることもあります。
霊的エネルギーを相手におくるヒーリングも、サイキック能力のひとつ。ですが、自らが十分に霊的エネルギーの充電を行っていなかったり、高次元エネルギーの導管になりきっていない場合、疲弊したり、感情の制御が利かなくなるなどの不具合が生じやすくなります。
大切なのは、「霊> 肉」の状態を保つこと。これは、サイキック能力の開発に限らず、地球人が銀河人へと進化し、霊的文明を築いていくための
必須マターといえるでしょう。